大手損害保険会社におけるシステムの保守運用・情報システム部支援

大手損害保険会社におけるシステムの保守運用・情報システム部支援

大手損害保険会社におけるシステムの保守運用・情報システム部支援プロジェクト。

情報システム部の業務を委託していただいたことにより、業務整理による標準化、ミスを防ぐ仕組み作りによる品質向上・コスト削減、業務推進力・解決スピードの向上の3つを実現しました。

この記事に含まれる内容
  1. #技術者インタビュー
  2. #システム運用
  3. #システム保守

プロジェクト概要

  • 業種        : 金融
  • 対象領域      : IT部門
  • ソリューション   : システム運用・保守
  • 実施期間      : 1年以上 2016年~(2024.3現在)
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課 題

日々の業務に追われる中、最初に策定したルールの見直しや改善を検討する時間が取れず、不要な作業を継続して行っていました。

解 決 策

ITで業務改善を行うプロフェッショナルのICが情報システム部に参画し、業務の整理や障害やミスを防ぐ仕組みの提案を実施。業務を外注することで、問題解決のスピードが大幅に向上しました。

効 果

業務を外注することにより、ただ業務効率を上げるだけでなく、第三者の視点から業務の標準化が可能となりました。その結果、大幅な工数削減や品質向上、コスト削減が実現しました。

Interview (1)

大手損害保険会社におけるシステムの保守運用・情報システム部支援プロジェクトを行ったT氏に詳しいお話を伺いました。


プロジェクト背景

メインサーバーの保守切れに伴うシステム更改

2016年、ICは大手損害保険会社の主要サーバーの保守切れに伴うシステムの更新プロジェクトに参加し、リプレイス計画書などの作成を担当しました。

詳しいプロジェクト内容について教えて下さい。

大手損害保険会社でシステム保守運用、情報システム部支援を行いました。ICは、メインサーバーの保守切れに伴うシステム更改のメンバーとして参画し、2018年頃からシステムの保守運用業務を開始しました。はじめは保守運用業務のみの委託でしたが、お客様企業内での業務区分が明確で無かったことから、システム更新が完了した後にも、スコープを広げて引き続きシステムの保守運用業務を外注いただきました。現在も情報システム部の幅広い業務に携わっています。

■プロジェクトの流れ

interview15フロー

プロジェクトのポイント

プロフェッショナルの介入による3つのメリット

IT業務改善のプロフェッショナルであるICが情報システム部に外部から参画したことで、大きく3点のメリットがありました

どのようなメリットがあったのでしょうか?

1点目は、第三者の中立な視点から業務改善を行った点です。
お客様企業では、業務に関する資料の不足、フォーマットが統一されていない等、ITに関して不十分な対応が行われていました。日々の業務に追われる中では、最初に策定したルールの見直しや改善を検討することができず、不要な作業を継続して行い続けている場合も少なくありません。今回のケースでも、約700人の社員サポートと親会社からの多くの業務依頼により情報システム部は業務過多の状況にありました。そのことを踏まえ、まずは記載が無い手順の明文化、フォーマットの統一など、業務の整理を行いました。ルールの見直しや改善の検討を外注いただいたことで、第三者の視点から業務の標準化が可能となり、整理が行われた結果、大幅な工数削減となりました。

2点目は、障害やミスを防ぐ仕組みを提案し、品質向上に繋げた点です。
運用業務のジョブ実行等を行うオペレーション業務では、人為的ミスや障害が頻繁に発生していました。原因を分析すると、手順書の書き方が担当ごとに異なり、理解しにくいことが判明しました。しかしながら、現場社員は現在のやり方に慣れているため、変更に反対する声もあり、なかなか運用改善の着手が難しい状況でした。また、オペレーション業務を管理する社員と実施する協力会社との連携もスムーズではありませんでした。そこでICが運用・保守の両方で参画し、手順書の整理や社員と協力会社間の調整を行い、ミスや障害を防ぐ仕組みを構築しました。
人為的なミスを完全に無くすことは難しいかもしれませんが、ミスが起こりにくい仕組みを作ることでそのリスクを最小限に抑えられます。これにより、品質向上とコスト削減が実現しました。

3点目は、企業として取り組むべき困難なミッションを、ITの業務改善プロフェッショナルとして推進出来た点です。組織全体で取り組みたい案件があっても、社員一人一人が必ずしも推進力を持って取り組めるわけではありません。お客様企業内でも、社員に何かを依頼しても「わからない」「できない」という理由で断られることもありました。もちろん個人が技術的なスキルを獲得することは簡単なことではありませんが、一方で組織全体のミッション達成を諦める訳にはいきません。こうした状況において、技術力のある企業に業務を外注することで、問題解決力とスピードを大幅に向上させることができます。ICは、プロフェッショナルとして、どんな難しいミッションにも果敢に取り組み、効果的な解決策を提供できます。

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プロジェクトの効果

業務標準化でコスト削減

運用業務をプロへ委託化することの一番大きな価値は、業務標準化によるコスト削減です。

業務標準化を行った効果を教えて下さい。

企業内の情報システム部は常に多くの仕事を抱えており、業務改善に取り組む時間を確保するのは難しい企業も少なくありません。一部の業務を外注することにより、ただ業務効率を上げるだけでなく、広い視野を持つプロフェッショナルによる業務品質を向上させることが可能です。特にICでは、誠意と熱意をもって取り組む姿勢がお客様からの信頼を得ています。今ではただの外注先ではなく、お客様社員の一員として認めていただいています。

最後に、今後について教えてください。

パートナーを選ぶ際には、どう業務に取り組むかという姿勢を見極めることが大切です。情報システム部の業務の品質向上やコスト削減を行いたい方は、ぜひ一度ICにお声がけください

 

今回インタビューしたT氏について

T氏は高校卒業後すぐに働きたい気持ちがあったのですが、やはり何か技術力を身に着けたいと思い、ネットワーク系のIT専門学校へ。IC入社後はシステムの運用保守から始まり、業務経験を重ね、維持保守を行いながらサーバーリプレイス業務を行ったりしてきました。今後の目標は、チームアップ。いかに社員同士で活性化しながら仕事を進めていけるか、お客様の現場で役立てるかを重要視していきたいとのこと。

 

INTERVIEW15_3

※記載されている会社名、製品名およびサービス名は、各社の登録商標または商標です。

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