基幹システム
会社で働く人のため、事業改善のために有用な基幹システムの構築を
株式会社ICは、ITソリューション事業で40年以上の実績を誇る企業です。
当社には、経験豊富なITコンサルタントやエンジニアが多数在籍しております。基幹システムの導入・開発におけるお客様の細かな課題やご要望をお聞きし、ビジネスを成功に導くお手伝いをさせていただきます。
基幹システムは、会社・事業にとって重要
基幹システムとは、企業の事業運営に不可欠な基幹業務を管理するシステムのことです。事業の継続に直結する重要なシステムであるため、ミッションクリティカルシステムとも呼ばれます。
基幹システムが停止したり、不具合を起こしたりすると、社内全体の業務に支障をきたし、事業運営に大きな影響を及ぼすため、高い信頼性と安定性が必要です。また、業界・業種によって必要とされる基幹システムは異なるため、ビジネス規模や業種、業務内容に合わせて導入する必要があります。
選べる「基幹システム」開発支援サービス
コンサルティング
Consulting
株式会社ICでは、お客様のビジネス目標や課題を深く分析し、最適な基幹システムの開発・導入に向けた戦略を策定いたします。
お客様の細かな業務課題も相談可能
企業の課題は、事業の根幹に関わる大きなものから、日々の業務効率化に関する小さなものまで様々です。しかし、どんなに小さな課題であっても、放置すれば業務が滞ってしまったり、ひいては企業の競争力低下につながったりするかもしれません。
株式会社ICでは、お客様の抱える課題を丁寧にヒアリングし、課題の大小に関わらず優先度の高いものを見極めた上で、最適なソリューションを提案いたします。
開発まで一貫した支援を提供
株式会社ICのコンサルティングは、豊富な実績とノウハウに裏打ちされた高い分析力と企画提案力を誇ります。お客様の業務プロセスや課題を深く分析し、現状と理想のギャップを明確にすることで、最適なコンサルティングが可能です。また、開発チームとコンサルティングチームが密接に連携しているため、提案内容を確実に実現へと導き、導入後の運用支援まで一貫してサポートいたします。
受託開発・技術者派遣
Solution
ソリューションサービスでは、基幹システム導入による業務効率化と安定稼働を実現するため、開発から運用までをトータルでサポートいたします。
信頼性と堅牢性を誇るシステム開発を提供
株式会社ICでは、お客様の大切な情報資産を守るため、ISO/IEC 27001認証を取得しています。この認証は、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格であり、企業や組織がリスクを体系的に管理し、機密情報の漏洩や不正アクセスを防止する体制を整えていることの証明です。当社では、ISO/IEC 27001に準拠した厳格な情報セキュリティ管理体制のもと、お客様のデータを確実に保護しながら、堅牢で安定したシステムを構築いたします。
24時間のフルサポート運用支援
株式会社ICでは、基幹システムの開発・導入後も、お客様に安心してシステムをご利用いただけるよう、24時間365日のフルサポート体制を整えています。当社のサポートサービスは、データセンターの運用やサーバー管理、定期的なメンテナンスなど、システムを安定的に稼働させるために必要な業務を全て担います。お客様の業務に合わせて柔軟に対応し、システムの安定稼働と継続的な改善を支援いたします。
基幹システムの選び方
基幹システムは、事業の根幹を支える重要なシステムです。自社の業界・業種、企業規模、将来の成長性を見据えて、システムを選定しましょう。
システム形態
基幹システムの導入形態には、オンプレミス型とクラウド型の2種類があります。自社の業務形態や予算感、セキュリティ要件などを考慮して、最適な形態を選択しましょう。
オンプレミス型は、カスタマイズ性が高く、自社独自の運用ルールなどを細かく設定できる一方、ハードウェアの導入コストが高額になり、環境構築に時間がかかってしまいます。
クラウド型は、自社でサーバー等のハードウェアを用意する必要がなく、比較的低コストで導入できますが、クラウドサービスの仕様によってカスタマイズできる範囲が限られてしまいます。そのため、どこまでカスタマイズが必要なのかなどを明確にした上で、対応できるサービスを選ばなければいけません。
必要な機能の網羅性
基幹システムを選定する際は、自社の業務に必要な機能が備わっているかどうかを確認する必要があります。どんなに機能が豊富なシステムであっても、自社の業務に対応できなければ、導入する意味がありません。そのため、自社の業務プロセスを細かく分析し、業務の効率化やコスト削減など、導入目的を明確にする必要があります。その上で、目的達成に必要な機能をリストアップし、優先順位をつけていきましょう。
使いやすさ
基幹システムの使いやすさは、業務効率に直結する重要な要素です。
使いにくいシステムを導入してしまうと、社員の業務効率が低下し、導入目的を達成できなくなってしまう可能性があります。
特に、データ入力やファイルの出力など、頻繁に使用する機能については、操作手順が簡潔で分かりやすく、ミスが起こりにくい設計になっているかどうかを入念に確認しましょう。
サポート体制
基幹システムは、企業の事業運営を支える重要なシステムであるため、導入後のサポート体制が大切です。具体的には、専門スタッフによる対応やリモートでのサポート、定期的なメンテナンスなどが挙げられます。優れたサポート体制があれば、システムのトラブル発生時に迅速な対応が可能となり、業務への影響を最小限に抑えられます。
セキュリティ
基幹システムは、企業の機密情報や顧客データなど、極めて重要な情報資産を扱うため、高度なセキュリティ対策が必須です。セキュリティ対策が不十分なシステムを導入してしまうと、情報漏洩や不正アクセスのリスクが高まり、企業の信用失墜や多額の損害賠償につながりかねません。そのため、データの暗号化やアクセス制御、監査ログの管理など、多層的なセキュリティ対策が施されているかどうかを入念にチェックしましょう。
基幹システムの業務と機能
基幹システムは、企業の事業運営に不可欠なシステムであり、業界や業種によって必要とされる機能は異なります。基幹システムが関わる業務と必要な機能を理解しておきましょう。
受注・販売管理
受注・販売管理は、いつ、どのような商品を、どのくらいの数量で受注または販売するのかを管理することで、売上の最大化を図る業務です。
受注・販売管理を効率的に行うためには、基幹システムの一つである販売管理システムの導入が有効です。このシステムには、見積管理、受注管理、出荷管理、受注残管理、売上管理、請求管理、入金(債権)管理などの機能が備わっています。
販売管理システムを導入することで、見積から受注、売上、入金、債権管理までの一連の業務を効率化し、業務の可視化と生産性向上が期待できます。
発注・購買管理
発注・購買管理は、原材料や資材、商品などを調達する際に、仕入に関するフローを管理する重要な業務です。この業務を効率的に行うためには、基幹システムの一つである購買管理システムの導入が有効です。このシステムには、調達価格の管理、発注管理、仕入管理、納期管理、支払(債務)管理などの機能があります。
購買管理システムを導入することで、発注や仕入、支払、債務管理業務を効率化できます。
在庫管理
在庫管理とは、企業が保有する商品や原材料などの在庫状況を管理する業務です。
在庫管理を効率的に行うためには、基幹システムである在庫管理システムの導入が効果的です。基幹システムには、在庫一覧、入出荷管理、検品、棚卸、返品、在庫分析などの機能が備わっており、リアルタイムで在庫状況を把握し、適正な在庫量を維持できます。これにより、余剰在庫によるコストの増大や欠品による機会損失を防止し、企業の収益性を向上できるでしょう。
生産管理
生産管理は製造業などにおいて、どの製品をいつまでに、どれくらいのコストをかけて生産するかなど、生産に関わる一連のフローを管理することです。この業務を効率化するには、基幹システムである生産管理システムの導入が効果的です。
生産管理システムには、生産計画、資材管理、製造管理、在庫管理、原価管理などの機能が備わっており、生産計画の策定から在庫数の実績管理、製品の原価管理までの一連のプロセスを効率化できます。
勤怠管理
勤怠管理とは、社員の出勤・退勤時刻や勤務時間、休暇申請などを管理する業務です。
この業務を効率的に行うためには、基幹システムの一つである勤怠管理システムの導入が有効です。
勤怠管理システムには、出退勤管理、勤怠申請・承認、勤怠集計、労働時間管理、残業アラート、休日・休暇管理などの機能が備わっています。このシステムを導入することで社員の勤怠状況を正確に把握でき、コンプライアンス違反のリスクを低減できます。また、申請処理の自動化やペーパーレス化が可能になり、業務効率の向上に大きく貢献します。
労務管理
労務管理とは、社員の入社や退職手続き、就業規則の作成、給与計算、社会保険の手続きなど、社員が安心して働ける環境を整備する業務のことです。労務管理を効率化するには、基幹システムの一つである労務管理システムの導入が効果的です。
労務管理システムには、入退社管理、社会保険手続き、給与計算などの機能があり、煩雑な労務管理業務を効率化し、人事担当者の負担を大幅に軽減できます。
人事管理
人事管理とは、企業の経営目標を達成するために、成果をあげられる体制やルールを整備することです。
具体的には、適切な人材の採用・配置、公正な評価・処遇、社員の能力開発・キャリア支援などが挙げられます。人事管理を効率的に行うためには、基幹システムである人事・給与管理システムの導入が有効です。このシステムには、労働契約管理、社員情報管理、組織管理、組、人事評価などの機能が備わっています。
人事・給与管理システムを導入することで、社員情報を一元管理し、より戦略的な人材マネジメントに注力できます。
財務会計・管理会計
財務会計とは、企業の財務情報を管理し、外部に報告する業務です。一方、管理会計は自社内での活用を目的とし、経営者や管理者が経営戦略の立案や意思決定に活用するものです。
財務・管理会計業務を効率化するには、基幹システムである会計システムの導入が効果的です。
会計システムには、仕訳伝票入力、帳簿作成、決算書作成、予算実績管理、経営分析などの機能が備わっており、取引情報を仕訳伝票として入力したり、他の基幹システムとの連携によって仕訳を自動起票できたりします。会計システムの導入は、財務・管理会計業務の効率化だけでなく、経営の意思決定スピードの向上にも大きく貢献します。
基幹システムの導入・開発手順
基幹システムの導入や開発を検討する際は、システムの導入によってどのような効果を期待するのか明確な目標設定が大切です。目標設定に基づき、必要な機能やシステム規模を決定していくことで、無駄な投資や開発の遅延を防ぎ、スムーズな導入・運用を実現できます。
1.業務プロセスの分析・目標設定
基幹システムを導入する際は、まず導入の目的を明確化し、自社に適した方向性を定義します。
基幹システムの導入は、企業の事業運営に直結するため、目的を曖昧にしたまま進めてしまうと、期待した効果が得られないかもしれません。そのため、業務プロセスを分析し、基幹システムを導入してどのような目標を達成したいのかを設定します。例えば、受注・販売管理の効率化によって売上の最大化を図りたい、在庫管理の適正化によって余剰在庫によるコストの増大を防止したいなどが考えられます。その上で、どのようなシステムが必要なのかをじっくりと検討することが重要です。
2.要件定義で必要な機能の選定
要件定義は、実現したい目標を達成するために必要な機能を具体的に洗い出し、優先順位をつけていく重要な工程です。
基幹システムは、一度導入・開発してしまうと後からの仕様変更が難しいため、本当に必要な機能と不要な機能を丁寧にヒアリングしながら決めていきます。また、目先の課題解決だけでなく、将来的な事業の成長も見据えた長期的な視点や運用コストも考慮しながら機能を選定します。
3.要件を満たす設計書作成
設計フェーズでは、要件定義で決定した内容を具現化するために、システムに実装する機能を明確化していきます。
設計書は主に基本設計と詳細設計の2種類があります。
基本設計は、要件定義の内容を実現するために必要なシステムの機能を明らかにする作業です。一方、詳細設計は、基本設計で定めた機能を開発するプログラマー向けにまとめたものです。
設計書は、開発工程における重要な指針となるため、漏れや曖昧さがないように、定期的にレビューを行いながら丁寧に作成します。
4.開発
設計書が完成したら、開発エンジニアが設計書に基づいてプログラムを作成していきます。
開発フェーズでは定期的に進捗を確認し、スケジュール通りに開発が進むように、綿密な計画と管理体制のもと進めます。開発の過程で新たなニーズや課題が発見されれば、設計書を修正し、よりお客様のニーズに合致したシステムを構築していきます。
5.テスト
開発が終了したら、システムが要件通りに動作し、品質を担保するためのテストを実施します。
テストは、主に3種類あります。
- 単体テスト:各機能が仕様通りに動くかどうかを個別にチェック
- 結合テスト:モジュール間の連携やデータの受け渡しが正しく行われるかを検証
- 総合テスト:システム全体が要件通りに正常に動作するかを確認
これらのテストを入念に行うことで、基幹システムの品質を担保し、安定的な運用を実現できます。テストが全て完了すれば、実際にシステムをリリースし、運用を開始します。
基幹システムのコンサルティング・システム開発のご依頼は、下記からお問い合わせください。
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