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NASとは?できることや導入方法、選び方を徹底解説

作成者: Admin|Jan 7, 2025 12:00:00 AM

企業のデータ管理がますます重要視される中、NAS(ネットワーク接続ストレージ)の導入を検討する企業が増えています。NASを活用することで、社内外のデータ共有がスムーズになり、業務効率の向上や情報のセキュリティ強化が期待できます。しかし、NASの種類や導入方法が多岐にわたるため、自社に適したものを選ぶことが重要です。

本記事では、NASの基本的な仕組みや、導入の流れ、選び方について詳しく解説し、企業に最適なNASの導入をサポートします。

 

 

NASとは?わかりやすく解説

NAS(Network Attached Storage)とは、ネットワークを通じて複数のデバイスからアクセスできるファイル共有ストレージのことです。オフィスや家庭内のネットワークに接続することで、PCやスマートフォン、タブレットなどからデータの保存・共有が可能となります。NASは、クラウドストレージのようにインターネット経由でのアクセスもでき、オンプレミスのデータ管理が必要な企業や、セキュリティを重視する個人にとって便利なソリューションです。

NASを導入することで、社内のファイル共有がスムーズになり、データのバックアップやアクセス管理の効率化が図れます。特に業務用では、複数のユーザーが同時にアクセスできるため、チームの業務効率を向上させる効果が期待できます。

NASと外付けHDDとの違いは?

NASと外付けHDDは、どちらもデータ保存に使われるストレージデバイスですが、その運用方法や機能性に大きな違いがあります。

  • 接続方式の違い
    外付けHDDは主にUSB接続で単一のPCに接続されますが、NASはネットワーク経由で複数のデバイスからアクセス可能です。
  • データ共有のしやすさ
    外付けHDDは物理的に接続された1台のPCでしかデータ共有ができません。一方、NASはオフィスや自宅内のネットワークに接続し、異なるデバイスや場所からデータ共有が容易に行えます。
  • バックアップ機能の違い
    NASには、RAID構成や自動バックアップ機能が搭載されているため、データの安全性が高いです。外付けHDDは、基本的に単一ドライブのため、故障時のリスクが高くなります。
  • 拡張性と運用の違い
    外付けHDDは容量が固定されていますが、NASはストレージの追加やアップグレードが可能で、クラウドと連携した高度な運用も可能です。

したがって、単純なデータ保存を目的とするなら外付けHDD、複数のデバイスでの共有や運用の効率化を求めるならNASの導入が適しています。

NASのメリット・デメリット

NASを導入することには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。導入前にしっかりと理解し、運用方法を検討しましょう。

NASのメリット

  • 複数のデバイスからアクセス可能
    オフィス内や自宅のネットワークを利用して、PCやスマホ、タブレットなどさまざまなデバイスからデータ共有が可能です。
  • 自動バックアップ機能
    定期的なバックアップをスケジュール設定できるため、データ消失のリスクを低減できます。
  • セキュリティの強化
    社内ネットワークに限定することで、クラウドと比べてより高いセキュリティを確保できます。
  • ストレージの拡張性
    必要に応じてHDDの追加ができ、ビジネスの成長に合わせて柔軟に対応可能です。

NASのデメリット

  • 初期コストが高め
    外付けHDDに比べ、NASはハードウェアやネットワーク構築の費用がかかる場合があります。
  • ネットワーク環境への依存
    ネットワーク障害が発生すると、NASへのアクセスができなくなる可能性があります。
  • 設定や管理が必要
    ユーザー権限やデータバックアップの設定など、ある程度のIT知識が求められます。

NASの導入は、適切な運用管理を行うことで、業務の効率化とデータ管理の最適化に大きく貢献します。

家庭用のNASと業務用のNASの違い

 

項目 家庭用NAS 法人向けNAS
主な用途 写真・動画・音楽などの個人データの保存・共有 業務効率化、機密データの保護、複数拠点でのデータ共有
設置・運用の手軽さ 簡単に設置・運用可能 専門知識が必要だがカスタマイズ性が高い
セキュリティ機能 基本的なバックアップ機能、簡易なユーザー管理機能 高度な暗号化機能、アクセス制限、遠隔監視ツールなど
処理速度 制限あり 高性能プロセッサ搭載により大容量データを高速処理
データ保護機能 基本的なデータ保護 RAID構成(RAID5/6/10)によるデータの冗長化と保全性の強化
OS 通常のNAS用OS ビジネス用途に特化した専用OS(細かな設定や一元管理が可能)
遠隔操作・拠点共有 基本機能あり 複数拠点間でのデータ共有や遠隔地からの運用がスムーズ
対象ユーザー 個人や家庭 企業や法人
選定ポイント 手軽さ、価格 データ保全性、管理のしやすさ、パフォーマンス(暗号化、遠隔監視ツール、転送速度など)

家庭向けNASと法人向けNASには、上記のように用途や機能において大きな違いがあります。家庭向けNASは、主に写真や動画、音楽ファイルなどの個人データの保存・共有を目的としており、手軽に設置・運用できるのが特徴です。基本的なバックアップ機能やシンプルなユーザー管理機能を備えているものの、セキュリティや処理速度においては制限があるため、大規模なデータ管理には適していません。

一方、法人向けNASは、業務の効率化や機密データの保護を目的として設計されており、高度なセキュリティ機能とパフォーマンスを提供します。例えば、高性能なプロセッサを搭載し、大容量データの高速処理を可能にするモデル、RAID構成(RAID5、RAID6、RAID10など)によるデータの冗長化と保全性を強化したモデルなど、ビジネスシーンに最適化された製品が揃っています。また、専用OSを搭載することで、細かな設定変更や一元管理ができ、遠隔地からの運用や複数拠点でのデータ共有がスムーズに行えるのも法人向けNASの特徴です。

法人向けNASを選定する際には、データの保全性、管理のしやすさ、パフォーマンスの3つの観点が特に重要です。高度な暗号化機能やアクセス制限、遠隔監視ツールを活用することで、業務のセキュリティと効率性を両立できます。自社の運用環境に最適なモデルを選択することで、安全でスムーズなデータ管理を実現できるでしょう。

NASの一般的な使い方・できること

NAS(Network Attached Storage)は、ネットワークに接続することで複数のデバイスからアクセスできる便利なストレージです。企業や個人のデータ管理を効率化し、安全に保管できるため、さまざまなシーンで活用されています。ここでは、NASの代表的な機能やできることについて解説します。

ファイルの共有ができる

NASの最も基本的な機能は、ファイルの共有です。オフィスや自宅のネットワーク内に設置することで、複数のPCやスマートフォン、タブレットから同じデータにアクセスできるため、チームや家族間でのファイルのやり取りがスムーズに行えます。フォルダごとにアクセス権限を設定することで、部署ごとやユーザーごとの制限をかけることも可能です。また、クラウドストレージとは異なり、インターネットを介さずにデータをやり取りできるため、より高速かつ安全な環境でファイル管理ができます。

パソコンのデータのバックアップができる

NASは、自動バックアップ機能を活用することで、パソコンや他のデバイスの重要なデータを定期的に保存できます。例えば、パソコンのシステムクラッシュやウイルス感染など、万が一のトラブルが発生した際にも、NASに保存したバックアップからデータを復元することができます。バックアップの方式には、スケジュール設定による定期バックアップや、リアルタイムで行うミラーリングバックアップなどがあり、業務に合わせた柔軟なデータ保護が可能です。特に、RAID機能を活用すれば、複数のHDDにデータを分散して記録し、1台のドライブが故障してもデータを保持できる仕組みを構築できます。

外出先からパソコンのデータにアクセスができる

NASを活用することで、外出先やリモートワーク時にも安全にデータへアクセスできます。VPN(仮想プライベートネットワーク)を構築すれば、会社のNASに自宅や出張先からアクセスでき、ファイルの確認や編集が可能です。また、クラウド連携機能を搭載したNASであれば、専用のアプリやブラウザを使ってインターネット経由でのデータ共有も容易に行えます。これにより、従業員が場所を問わず業務を遂行できる環境が整い、テレワークやハイブリッドワークの実施にも大きく貢献します。

NASを導入することで、データの共有・保護・アクセスの利便性が向上し、業務効率の向上や情報管理の強化が図れます。企業にとって、NASは重要なデータインフラとして活用できるツールといえるでしょう。

NASの選び方

 

NAS(Network Attached Storage)を導入する際には、用途や業務規模に応じた適切な製品を選ぶことが重要です。NASの選定にあたっては、ストレージ容量やデータ保護の仕組み、運用のしやすさなど、いくつかのポイントを考慮する必要があります。ここでは、NASを選ぶ際の重要なポイントを解説します。

容量で選ぶ

NASを選ぶ際、最も基本的かつ重要な要素がストレージ容量です。業務用途においては、大量のデータを長期間安全に保存するため、将来的なデータ増加を考慮した容量の選定が必要です。

  • 現在のデータ量を把握する
    まず、日常業務でどれだけのデータを取り扱っているかを把握し、現在の必要容量を算出します。さらに、今後の事業拡大や新たなデータ管理のニーズに対応できる余裕を持たせることが重要です。
  • 推奨される容量の目安
    小規模オフィスやスタートアップの場合、2TB〜8TB程度が一般的ですが、動画や高解像度の画像データなどを扱う業種では10TB以上の大容量が求められることもあります。
  • 拡張性を考慮する
    NASには、後からストレージを追加できる拡張ベイを備えたモデルがあります。将来的な容量の増設が見込まれる場合は、複数のHDDを搭載できるモデルを選択することで、スムーズなスケールアップが可能です。
  • クラウド連携の活用
    一部のNASはクラウドストレージと連携し、ローカルストレージの使用量を抑えながらデータのバックアップを効率的に行えます。物理的な容量だけでなく、クラウドとの併用も視野に入れましょう。

将来的なデータの増加を考慮し、現在必要な容量よりも余裕を持った選定を行うことが、長期的な運用の安定につながります。

RAIDで選ぶ

RAID(Redundant Array of Independent Disks)は、複数のハードディスクを組み合わせてデータの冗長性やアクセス速度を向上させる技術で、NASを選ぶ際に重要なポイントです。ビジネス用途では、データの安全性と可用性を確保するため、適切なRAIDレベルを選ぶことが求められます。以下にRAIDの段階によって異なる特徴をまとめました。

RAIDレベル 特徴 メリット デメリット 適した用途
RAID 0 データを複数のHDDに分散して保存(ストライピング) 高速なデータアクセスが可能 1台のHDDが故障するとすべてのデータが失われる 高速アクセスが求められる環境(動画編集など)
RAID 1 2台のHDDに同じデータを記録(ミラーリング) 高いデータの安全性(HDDが1台故障してもデータを保持) ストレージ効率が低く(50%)、使用可能容量が半分になる データのバックアップを重視する環境(会計データなど)
RAID 5 3台以上のHDDを使用し、データとパリティ情報を分散保存(ストライピング+パリティ) パフォーマンスと安全性のバランスが良い。1台のHDDが故障してもデータ復元が可能 再構築時にパフォーマンスが低下することがある 多くの企業で採用される一般的な業務環境
RAID 6 RAID 5の強化版。2台のHDDが同時に故障しても復元可能(ダブルパリティ) 高い安全性。2台のHDD故障にも対応可能 再構築に時間がかかり、HDDの容量効率は低い 重要なデータを扱う企業(金融、医療データ管理など)
RAID 10 RAID 1とRAID 0の組み合わせ(ミラーリング+ストライピング) 高速なデータアクセスと高い安全性を両立 ストレージ効率が低く、HDDコストが高くなる 高速処理と信頼性が求められる環境(データベースや大規模分析)

業務用NASを選ぶ際には、RAIDの種類と設定を慎重に検討し、業務のニーズに合った最適なストレージ環境を構築することが重要です。

リモートアクセスができるかで選ぶ

NASの選定において、リモートアクセス機能は重要なポイントです。オフィス外や出張先、自宅から社内データにアクセスできる機能があれば、テレワークや外出先での業務効率が向上します。特に、法人向けではVPN(仮想プライベートネットワーク)接続や、専用アプリを使用して安全にアクセスできる機能が求められます。

  • VPN機能の有無
    VPNを利用することで、安全なネットワーク環境下でデータにアクセスでき、外部からの不正侵入リスクを軽減できます。
  • クラウド連携
    クラウドストレージと同期し、インターネット経由でアクセスできる機能があると、より柔軟な運用が可能です。
  • 専用アプリのサポート
    スマートフォンやタブレットからのアクセスを可能にする専用アプリがあるかも確認しておきましょう。

法人利用の場合、セキュリティ対策として、アクセスログ管理や二段階認証の導入ができるNASを選ぶことが推奨されます。

ユーザー管理機能で選ぶ

企業内で複数の従業員が利用する場合、ユーザー管理機能の充実度がNAS選定の重要なポイントとなります。適切なアクセス制御を行うことで、データの機密性を保ち、不要なデータ漏洩を防ぐことができます。

  • アクセス制御の細分化
    部署ごと、プロジェクトごとに異なるアクセス権限を設定し、関係者以外がデータを閲覧・編集できないようにする機能が必要です。
  • 監査ログの取得機能
    誰が、いつ、どのファイルにアクセスしたかを記録する機能を備えていると、不正アクセスや誤操作の追跡が可能になります。
  • 複数アカウントの管理のしやすさ
    大規模なチームでの運用を想定し、ユーザーの一括管理や権限の一元設定が可能なモデルを選ぶと、運用コストを削減できます。

管理が煩雑にならないよう、シンプルなインターフェースを備えた製品を選ぶことで、IT担当者の負担を軽減できます。

OSで選ぶ

NASには、専用のOS(オペレーティングシステム)が搭載されており、機能や操作性に大きく影響します。業務用NASを選ぶ際には、OSの種類や対応している機能を確認し、運用のしやすさを考慮しましょう。

  • 独自OSなのか汎用OSなのか
    メーカー独自のOSを採用しているモデルは、専用の管理ツールやセキュリティ対策が充実している場合が多く、設定が簡単です。一方、LinuxやWindowsベースの汎用OSを搭載しているNASは、拡張性やカスタマイズ性に優れています。
  • インターフェースの使いやすさ
    視覚的にわかりやすいGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を備えたOSを選ぶことで、初心者でも容易に管理が可能です。
  • アプリケーションの互換性
    OSが提供するアプリや機能拡張の幅が広いかどうかも重要です。例えば、データの同期、メディアストリーミング、クラウドバックアップなどの機能が標準搭載されているかを確認しましょう。

自社のIT環境に適合するOSを選ぶことで、管理の手間を最小限に抑え、スムーズな運用を実現できます。

NASを選ぶ際には、単に容量や価格だけでなく、リモートアクセスの利便性、ユーザー管理機能の充実度、そしてOSの操作性や拡張性を総合的に判断することが重要です。

NAS導入がおすすめな企業とは

NASは、企業のデータ管理を効率化し、安全に運用するために非常に有用なツールです。特に、業務においてデータの共有やバックアップに課題を抱えている企業には、NASの導入を強くおすすめします。ここでは、NAS導入が効果的な企業の特徴について解説します。

ファイルの受け渡しが大変

日常的に社内外でのファイルのやり取りが多い企業では、NASを導入することでデータの共有がスムーズになり、業務効率が向上します。従来のUSBメモリやメール添付によるファイル送受信は、ファイルのバージョン管理が煩雑になったり、データ紛失のリスクが伴います。NASを活用することで、ネットワーク経由で社内のどこからでもアクセス可能になり、常に最新のデータを共有できるため、業務のスピードと正確性が向上します。さらに、専用のアクセス権設定を活用することで、関係者のみがデータにアクセスできる仕組みを構築でき、セキュリティの強化にもつながるのです。

フォルダのアクセス権設定ができていない

多くの企業では、社内の共有フォルダが無秩序に管理され、機密情報の漏洩リスクや、必要なデータに迅速にアクセスできないといった問題が発生しています。NASを導入すれば、部署やプロジェクトごとにフォルダのアクセス権を詳細に設定することが可能です。例えば、「営業部のみ閲覧可能」「経理部のみ編集可能」などの細かい制限を設けることで、適切な権限管理と業務の効率化を同時に実現できます。また、従業員ごとに異なるアクセスレベルを設定できるため、情報の一元管理とセキュリティの向上に寄与します。

バックアップに不安がある

データのバックアップを定期的に実施していない、もしくは手作業によるバックアップに依存している企業にも、NASの導入は効率的です。なぜなら、NASの導入により信頼性の高い自動バックアップ環境を構築できるからです。NASには、スケジュール設定による定期バックアップ機能が備わっており、業務の合間や夜間に自動的にデータを保存することが可能です。また、RAID機能を活用すれば、ハードディスクの故障によるデータ損失のリスクを最小限に抑えることができます。特に、RAID5やRAID6を利用すれば、ディスクの一部が故障してもデータの復旧が可能なため、事業継続計画(BCP)の一環としても有効です。

NASの導入は、データの共有、アクセス権管理、バックアップの強化といった課題を解決し、企業の業務効率とセキュリティを大幅に向上させることができます。データ管理の煩雑さに悩んでいる企業は、NAS導入を検討してみると良いでしょう。

NAS導入の流れ

NAS(Network Attached Storage)を導入する際には、適切な手順を踏むことでスムーズな運用が可能になります。導入プロセスは大きく分けて「ハードウェアの購入・設置」「初期設定」「ネットワーク設定」「セキュリティ設定」の4つのステップがあります。それぞれの段階を詳しく解説していきます。

ハードウェアの購入・設置

NAS導入の第一歩は、用途に応じたハードウェアの選定と設置です。以下の要素を考慮しながら、適切なNASを選び、設置場所を決定します。

  • 用途の確認
    企業規模やデータの使用頻度、保存期間に応じて、適切な容量や機能を持つNASを選択します。例えば、小規模オフィスなら4TB〜8TB、大規模運用なら50TB以上が必要になることもあります。
  • RAID構成の検討
    データの保護を考慮し、RAID1(ミラーリング)やRAID5(パリティ付きストライピング)など、運用目的に応じたRAIDレベルを選択します。
  • 設置環境の整備
    NASは熱を持ちやすいため、放熱性の良い場所に設置し、振動や埃の影響を受けにくい安定した環境を整えます。また、UPS(無停電電源装置)を併用することで、電源トラブルからデータを保護できます。

NASの初期設定をする

NASのハードウェア設置が完了したら、次に基本的なシステム設定を行います。初期設定は、メーカーが提供する管理ツールやWebインターフェースを使用して実施します。

  • 管理者アカウントの作成
    初期設定では、システム管理用のアカウントを作成し、管理者権限を適切に設定します。
  • ストレージのフォーマット
    NASのHDDやSSDをフォーマットし、ストレージボリュームを作成します。この際、RAID構成の設定も行います。
  • ファームウェアの更新
    最新のセキュリティパッチや機能を適用するため、NASのファームウェアを最新版に更新します。
  • 基本的な共有フォルダの作成
    社内の利用目的に応じた共有フォルダを作成し、アクセス権限の概要を決めます。

ネットワーク設定をする

NASの初期設定が完了したら、次にネットワーク環境への接続設定を行います。これにより、社内LANやインターネットを通じたリモートアクセスが可能になります。

  • 固定IPアドレスの設定
    NASがネットワーク内で常に同じIPアドレスを持つように、固定IPを設定します。これにより、アクセスの安定性が確保されます。
  • ネットワーク共有プロトコルの設定
    SMB(Windows)、AFP(Mac)、NFS(Linux)など、各デバイスがスムーズにNASにアクセスできるよう、適切なプロトコルを有効にします。
  • リモートアクセスの設定
    社外からアクセスが必要な場合、VPNを設定するか、メーカー提供のクラウドアクセス機能を有効にします。
  • 帯域制御の設定
    ネットワークの混雑を防ぐために、帯域制限やQoS(Quality of Service)設定を行い、業務に支障が出ないように調整します。

セキュリティ設定をする

最後に、NASの運用において最も重要なセキュリティ設定を行い、データの安全性を確保します。適切なセキュリティ対策を講じることで、不正アクセスやデータ損失のリスクを最小限に抑えられます。

  • ユーザーアカウントの管理
    従業員ごとに異なるアクセス権を設定し、閲覧・編集・削除権限を明確にします。特に機密情報に関しては、限定的なアクセスに制限することが重要です。
  • アクセス制限の設定
    NASへのアクセスを特定のIPアドレスに制限することで、不正な接続を防ぎます。
  • 二段階認証の導入
    パスワードのみのログインではなく、ワンタイムパスワードを導入することで、セキュリティを強化します。
  • 定期的なバックアップのスケジュール設定
    自動バックアップを定期的に実施することで、万が一のトラブルに備えます。外部ストレージやクラウドとの連携も検討しましょう。
  • ウイルス対策の導入
    ウイルススキャン機能を備えたNASを選ぶ、または外部のセキュリティソフトを組み合わせて運用することが効果的です。

以上の手順に沿ってNASを導入することで、安全かつ効率的なデータ管理環境を構築することができます。業務の規模や目的に応じた最適な設定を行い、NASを最大限に活用しましょう。

NAS導入のことならICにご相談ください


引用元:システム開発のIC

NASの導入を検討している企業にとって、適切なシステムの選定や運用には専門的な知識が必要です。ICでは、企業の規模や業務内容に応じたNASの提案から、導入、運用サポートまでをトータルで提供しています。データ管理や共有の効率化を図るため、最適な製品選定からネットワーク構築、セキュリティ対策まで一貫してサポートします。特に、アクセス制限の設定や定期的なバックアップなど、セキュリティ面に強みを持ち、安全なデータ管理環境の構築が可能です。導入後も、トラブル対応やパフォーマンスの最適化など、継続的なサポートを提供し、安定した運用を実現します。

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まとめ

NASは、企業にとってファイルの共有やバックアップ、セキュリティ強化など、データ管理を効率的に行うための重要なツールです。特に、データの増加や業務のデジタル化が進む現代において、適切なNASを導入することで、業務効率の向上やリスクの低減が期待できます。

NASの導入には、用途に応じたハードウェアの選定や初期設定、ネットワーク構築、セキュリティ対策が欠かせません。特に、法人向けのNASでは、RAID構成やリモートアクセス機能、管理機能の充実度を考慮し、将来的な拡張性にも対応できる製品を選ぶことが求められます。

NASの導入を検討している企業は、専門会社に相談することで、スムーズかつ安全な導入が可能です。ICでは、最適なNASの選定から、導入後の運用サポートまで一貫したサービスを提供しており、企業のIT環境を強化する頼れるパートナーとなります。

データ管理の効率化やセキュリティ強化を検討している企業は、ぜひNASの導入を検討し、ビジネスの成長を支えるIT環境を整えてみてください。

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